スポーツ選手には肩のケガも多発します。
肩関節脱臼などの急性外傷や、投球障害肩などの慢性障害など多くのケガが発生します。
一般の方でも、五十肩(肩関節周囲炎)で悩んでいる方は多いと思います。
肩は可動性が大きいため、制御も大変なんです。
今回はそんな肩の痛みと原因を整理していきたいと思います!
あきと
肩は制御が難しいからこそ、ケガも多くなります。
疾患一覧(あいうえお順)
- 肩関節周囲炎(五十肩)
- 肩関節脱臼
- 肩関節唇損傷
- 肩腱板損傷
- 肩鎖関節捻挫/脱臼
- 肩峰下インピンジメント
- 鎖骨骨折
- 上腕二頭筋長頭腱炎
- 投球障害肩
- インターナルインピンジメント
- リトルリーガーズショルダー(上腕骨近位骨端線離開)
- QLS症候群(QLS:quadrilateral space、四辺形間隙)
急性外傷
−急激に痛くなった方
明らかにこの瞬間に痛くなったという瞬間があった場合のケガを整理していきます。
- 1. 肩関節脱臼
肩甲上腕関節の脱臼。ラグビーのタックルなどで起こる。再発も多く、手術が必要になる場合もある - 2. 肩鎖関節捻挫/脱臼
鎖骨と肩甲骨の間の関節の損傷。肩から落下することなどで起こる。痛みが強く、手術が必要になる場合もある - 3. 鎖骨骨折
鎖骨の骨折。転倒やぶつかることで起こる。痛みが強く、手術が必要になる場合もある - 4. 肩腱板損傷
肩のインナーマッスルの損傷。オーバーヘッドスポーツの選手に慢性的に生じることも多い。肩を動かすことで痛みが生じる
あきと
急激な肩の痛みは、大きな問題になる可能性が高いです。
必ず病院を受診しましょう。
必ず病院を受診しましょう。
慢性障害
−徐々に痛くなった方
徐々に痛みが増してくるケガを整理していきます。
- 1. 肩関節周囲炎(五十肩)
50歳前後の肩に生じる「痛み」や「可動域制限」を主な症状とする疾患の総称。誘因が無い場合も多々ある - 2. 投球障害肩
投球動作を繰り返すスポーツで発生する肩の痛みの総称。肩腱板損傷やインピンジメントなど、様々な病態を含んでいる - 3. 肩関節唇損傷
肩の受け皿(肩甲骨関節窩)の土手の部分にあたる関節唇の損傷。脱臼などの外力によって損傷するパターンと投球などのくり返し動作で損傷するパターンがある。肩を動かした時の痛みや引っかかり感を感じる - 4. 肩腱板損傷
肩のインナーマッスルの損傷。オーバーヘッドスポーツの選手に多く、肩を動かすことで痛みが生じる - 5. 肩峰下インピンジメント
肩の屋根の部分にあたる「肩峰」と「上腕骨」に腱板(筋肉)や滑液包(クッションの組織)が挟まれて炎症を起こす。肩を挙げきった角度や60°〜120°で引っかかりや痛みを感じやすい。 - 6. インターナルインピンジメント
投球動作で、一番胸をはった瞬間に肩の後上方が挟み込まれて炎症を起こす。上腕骨大結節の腱板付着部と肩甲骨関節窩後上縁が衝突することで起こる。肩を真横に挙げ(外転)、肘を後に引きながら(水平伸展)外旋することで痛みがでる - 7. 上腕二頭筋長頭腱炎
上腕二頭筋(力こぶを作る筋肉)の腱の炎症。投球動作などくり返し肩に負担がかかることで生じる。腱が通っている肩の前側に痛みが出る - 8. リトルリーガーズショルダー(上腕骨近位骨端線離開)
成長期の選手に起こる、上腕骨の骨端線損傷。名前の通り野球選手に多い。肩を捻る動作で痛みを感じる - 9. QLS症候群(QLS:quadrilateral space、四辺形間隙)
肩後方〜横の痛みや知覚障害。上腕三頭筋長頭、大円筋、小円筋の間を通っている腋窩神経の絞扼で生じる。投球のくり返しなどで起こる。
あきと
肩の慢性障害には、色々な疾患が隠れいている可能性がありますね。
大きな損傷がないか病院で確認してもらいましょう!
大きな損傷がないか病院で確認してもらいましょう!
まとめ
今回は肩の痛みと原因についてリストアップしてみました!
今後はそれぞれの疾患について説明していきたいと思います!
あきと
【お知らせ】
「もっとこれが知りたい!」「こんな記事を書いて欲しい!」「ケガのことを相談したい!」
などご要望をお受けしています!
〈お問い合わせ〉からお気軽にご連絡ください!
「もっとこれが知りたい!」「こんな記事を書いて欲しい!」「ケガのことを相談したい!」
などご要望をお受けしています!
〈お問い合わせ〉からお気軽にご連絡ください!