【よくわかる!】肘の痛みとその原因

スポーツ選手には肘のケガも多く発生します。

肘関節脱臼などの急性外傷や、野球肘などの慢性障害も発生します。

一般の方でも、テニス肘(上腕骨外側上顆炎)で悩んでいる方は多いのではないでしょうか。

人は「手で物を持つ」ことが非常に多いです。

その「」は「」からつながっており、その中間で頑張っているのが「」なのです。

そのため、肩が使えていない(≒姿勢が悪い)と肘の負担がとても増え、肘のケガに繋がります。

今回はそんな肘の痛みと原因を整理していきたいと思います!

あきと
手の向き・肩の位置も肘の負担に大きく影響しているんです。
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疾患一覧(あいうえお順)

 

急性外傷
−急激に痛くなった方

明らかにこの瞬間に痛くなったという瞬間があった場合のケガを整理していきます。

  • 1. 肘関節脱臼
    肘関節の脱臼。多くは腕尺関節の後方脱臼。ラグビーのタックルやコンタクト、転倒時に地面に手を着いて発生する
  • 2. 肘内側側副靱帯(MCL)損傷
    肘の内側にある内側側副靱帯の損傷。肘の脱臼に合併する場合や、転倒時に地面に手を着いて、槍投げ選手が投げた瞬間などに発生する

あきと
急激な肘の痛みは、大きな問題になる可能性が高いです。
必ず病院を受診しましょう。

慢性障害
−徐々に痛くなった方

徐々に痛みが増してくるケガを整理していきます。

  • 1. ゴルフ肘(上腕骨内側上顆炎)
    肘の内側の出っ張り部分(上腕骨内側上顆)周囲の炎症。筋肉の付着部の炎症のため、物を持つときなど肘に力が入ると痛みが出る
  • 2. 上腕骨小頭離断性骨軟骨炎(OCD、外側型野球肘)
    肘の外側の出っ張り部分の軟骨の損傷。成長期の野球選手に多く、軟骨片の状態によっては手術療法や長期間のリハビリが必要とされる。初期は痛みを感じず、肘が伸び切らない(可動域制限)症状のみの場合も多い。
  • 3. 上腕骨内側上顆骨軟骨障害(内側型野球肘)
    肘の内側の出っ張り部分の骨の損傷。成長期の野球選手に多く、投球時の肘内側の痛みを訴える
  • 4. 肘頭疲労骨折
    肘の後ろの一番の出っ張り部分の骨の疲労骨折。骨端線が閉鎖した中学生〜高校生の野球選手に多い。投球時や肘を伸ばし切った時に肘の後方に痛みを訴える
  • 5. 肘部管症候群(尺骨神経障害)
    肘の内側〜前腕の内側の神経障害。野球や柔道の選手に多い。小指側の筋肉の脱力や痺れなどの神経症状を訴える。
  • 6. テニス肘(上腕骨外側上顆炎)
    肘の外側の出っ張り部分(上腕骨外側上顆)周囲の炎症。筋肉の付着部の炎症のため、物を持つときなど肘に力が入ると痛みが出る
  • 7. 肘内側側副靭帯(MCL)損傷
    肘の内側にある内側側副靱帯の損傷。投球動作などの繰り返しによって、徐々にMCL損傷が起こる。手術療法が適応される場合もある。
  • 8. 野球肘(リトルリーガーズエルボー)
    野球によって引き起こされる肘に痛みの総称。上記の上腕骨小頭離断性骨軟骨炎や上腕骨内側上顆下端裂離骨折も含まれている。

肘の痛み 部位

あきと
肘の慢性障害は、厄介なケガが多いです。
特に成長期の選手の肘の痛みは要注意です!

まとめ

今回は肘の痛みと原因についてリストアップしてみました!

今後はそれぞれの疾患について説明していきたいと思います!

あきと
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